浄土ヶ浜を離れ、お土産でも…ということで

IMGP1338

IMGP1334

道の駅へやってきました。

駐車場はほぼ満車でしたが、ちょうど出る車があったのでスルリと駐車。

こちらの道の駅は

IMGP1337

海のすぐそばにあります。

そして、この日はとっても穏やかなお天気でもあり

IMGP1341

海ももちろん青くって静か。振り返ってみると

IMGP1342

そこかしこに釣り糸をたれる人たち。

ほのぼのとした土曜日の午後…いいですねぇ。

ただ、こちらは津波の被害を受けた場所でもあり、道の駅の建物には

IMGP1329

「津波浸水ライン」が外壁に表示されていました。

説明書によれば、浸水深は5メートルとのことで

IMGP1331

その当時の写真も掲示されていました。

今自分が立っている場所がそうなんだ…と思うと胸が詰まる思いになります。

そう、浄土ヶ浜では

3つある駐車場のひとつには仮設住宅が建てられていました。

そこで思い出したのが、先日読んだ江戸時代の記録…

青森の町のようすを外来者(旅人)が記録したものです。

当時の青森は、大規模な火災と飢饉から3年

そして大地震の被害から22年を経ていたのですが

町にはあちらこちらに「原野」=人が住まなくなり(死亡・逃散)できた空地があり

家数は災害前の3分の1であると…町の人から聞いた話を記しています。

しかも、おなじ頃に訪れた3人が記しているので、きっと間違ない話なのでしょう。

また、江戸時代と現代とでは時代環境は違いますが、

災害で大きな傷を受けると、復旧・復興は膨大な時間がかかるのでしょう。

もう5年ではなく、まだ5年…なのかなぁ。

20161112_141056

2年続けての宮古。

何ができるという訳ではありませんが

身体が続く限りは年に1回は足を運びたい…そう思っています。