わ的にはⅡ…

「北の国」のチョット南から

2019年06月

かけっこのアトは、フードチケットを利用して…

たけのこ汁とおにぎりのセットが人気の模様。

汁物にはひかれるけれど、ごはんはちょっと重いかな。

さてさて何にいたしましょう。

やっぱりこれかな。

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白神ねぎラーメン。

「白神ねぎ」はこの辺りの新戦力で、

秋の二ツ井のマラソンでも完走賞としていただいています。

しかも、こちらのラーメンは麺にねぎが練り込んでいて

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こんな緑色の麺になっています。

味は味噌・塩・醤油が揃っています。そうなると、迷わず「塩」を洗濯。

できあがりを待っている間…

後ろを振り返ると続々とランナーがゴールしてきます。

だんだんと気温も高くなってきているので、終盤はキツかっただろなぁ。

さて、できあがり。

どこでいただこうか…日陰はないなぁ。まぁしかたないか。

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では、いだたきます。

まずはスープを一口。ううう、しょっぱいっ。

かけっこで汗をずいぶんかいたので、塩分は欲しいところですが

これは(ボクにとっては)かなりの塩辛さ。

それでも、ズズズ、ズズズと麺をすすっていきます。

申し訳ありません、スープは残しちゃいました。

ごちそうさまでした。

つぎは…温泉に入って汗を流してきましょう。

去年の10月以来の秋田県。

毎年訪れる二ツ井のすぐ近く、藤里町にある

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白神山地世界遺産センター前をメイン会場として行われた

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白神山地ブナの森マラソンに参加しました。

小規模大会なのですが「とってもきついコース」という噂は耳にしていて

一度は参加してみたいなぁ~って思っていたのです。

しかも好都合なことに、フル(17km位?)のほかにハーフ(8.7km)が

今年から新設されたのです。

それでは…ということで初参加。

そうそう、世界遺産センターものぞいてみると

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はぁ…もう「令和」騒ぎはお腹いっぱいなんだどなぁって、ん?

「あなたも菅官房長官」

そうだ、官房長官は選挙区は違うけれど秋田県出身でしたね。

秋田県出身の代議士といえば、元法務大臣のk田K年が思い出されます。

法務大臣になった直後の二ツ井マラソンで奥方様がスピーチしてたっけ。

あの頃が絶頂期だったんだろうな、k田さん。

それはそうと、トイレに入った時、若いお兄さんから声をかけられました。

「おはようございます。何回目ですか?」

「初めてです」

「じゃぁ、この大会のウワサ聞いていますか?」

「ですから、ハーフにしたんです」

「……そっかぁ~是非アノ『激坂』を経験してもらいたいんだけどなぁ~」

「はぁ」

「2週間位練習できなくなるんだよなぁ」と言い残して去っていかれました。

ハーフにしておいてよかった…とつくづく。

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ハーフのコースはフルの折り返し地点からのスタートします。

スタートから登り基調で、そこからトンネルへ。

トンネルを抜けると急な下りとなり

底まで下るとそこからがものすごい登り坂が2km位続きます。

かなりきつい…歩きたい!

なんてことを思いながら、前を走るランナーを必死に追っかけます。

後ろからやってきたフルの女性ランナーに抜かれます。

早い…

そしてなんとかかんとか登りが終わると、今度はすっごい下り。

下りは苦手。

後ろから足音が聞こえてきます。

抜いてちょうだい…と思いつつも、一方では抜かれまいと頑張る自分。

長い、長い下りが終わり残り1km。ようやくの平坦部。

ここが長かった…

「あと300mだよ」って言ってくれたおばちゃんの声を力に最後の力走。

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51歳最初のマラソンも何とか完走。

タイムは38分31秒、順位は45人中8位。

人数は少ないとはいえ、久しぶりの1桁順位で満足。

一方、フルはたしかに厳しいだろうなぁ~と実感。

でも、来年はフルに挑戦してみたいなという気持ちも…

ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ芽生えてます。

かなり足を鍛えなくっちゃいけないなぁ。

で、参加賞のフードチケットで食事をして、温泉に入って帰途に着きました。

これで6月のかけっこは終わり。

7月からは北海道内3連戦。短い夏を楽しむぞ!

そう、クマが怖いけれど、来月は山も登ろうっと。

マラソン前日、高山に到着後少しだけ町ブラ。

古い町並の方に向かって歩いていくと

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こんな素敵な建物がありました。そして、この建物の手前には

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こちらもまた素敵な建物「朝日軒」、現役の床屋さんです。

ちょうど人が出てきてボクと鉢合わせ。

「あっ、ランナーかい? 明日頑張ってね」って声をかけられます。

その後、はちみつソフトクリーム屋さん(?)の人であったり

人力車を引く女性などから「ランナーの方」は声をかけられます。

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ここ、「史跡高山陣屋」にいたっては

「ランナーの方」はおじさんに入口までエスコートされました。

この日の高山は、地元の人、観光客、ランナーの3区分だったのかな。

それにしてもよく声をかけられます。

さて、そろそろお昼…何がいいでしょうね。

やっぱり飛騨牛でしょうか。

「高山ラーメン」の看板もそこここで目にします。

そんなときボクの目に飛び込んできたのは

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こちらの唐草模様です。

そして、こちらは

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お蕎麦屋さんでした。

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ん…? 作家の森村誠一も立ち寄っているのかなぁ。

まぁそれはいいとして、ここでお蕎麦をいただくことにしましょう。

ガラガラガラ…

まだお客さんはまばらでしたが、少しすると続々入ってきました。

いいタイミングで入店したってことかしら。

メニューには山菜ざるそばに「名物」と書いてあったので、これを注文。

するとほどなく

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山菜ざるそばの登場です。

で、ここでもまた「ランナーの方」は声をかえられます。

「どちらを走られるのですか?」

これは100kmと71kmの「どちら」という意味でしょうね。

「初めてなのですが、100km走ります」

「私、毎年『古い町並』の所で応援しているのですよ、明日応援します!」

嬉しいやら、気恥ずかしいやら…高山の人は「ランナーの方」に優しいですね。

もちろん、お蕎麦もとっても美味しかったですよ。

そして、代金を支払う時に…再び

「どちらからいらしたのですか?」

「青森からです」

「まぁ、遠い所から嬉しいわぁ、涙が出そう」

なんて言っていただきました。

翌日、「古い町並」を走っていると、たしかにこのお店の方を見つけました。

沿道の右側で声援を送ってくれています。

ありがとございます。何とか完走できました。

来年もまた大会に参加して…

そしてこのお蕎麦屋さんにも寄りたい、そう思っています。

名古屋駅から特急ひだにゆられて約2時間

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いつかは訪れてみたいと思っていた

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高山に着きました。そもそも岐阜県は初めましてです。

ゆっくり観光も…とも思うのですが、今回の高山は

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「飛騨高山ウルトラマラソン」に参加するためにやってきたのでした。

ちょうど1年前、50歳になるにあたって何か新しいものに挑戦したいと

①トレイルランニングと、②ウルトラマラソンのふたつを設定しました。

そして、①は3回挑戦できたのですが②はまだ。

そこで、50歳も残り4日となる6月9日開催のこの大会に参加したのです。

ギリギリセーフ…ということでしょうか。

とはいえ、国内屈指の難コースであるという大会にシロウトが出ていいのもか…。

受付会場で見かけたウルトラランナーの皆さんはいづれもも強者に見えます。

また、初ウルトラなので「説明会」にもしっかり参加。

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説明会が始まる前に郷土芸能の太鼓演奏が披露されました。

で、説明会では…

「高低差100m以内は『坂』じゃない」

「ハイペースは自滅の道 歩くくらいのペースで走る」など

たいへんありがたぁ~いアドバイスを頂戴しました。

こうしたアドバイスや事前にYouTubeで見た動画で学んだことを反芻し

午後6時半に就寝。

そして朝…

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ついにスタートの時間午前4時45分が近づいてきました。

スタート付近、とくに後ろの方は緊張感もなく和気藹々とした雰囲気です。

いよいよスタート、「ゆっくり、ゆっくり」心に言い聞かせて走り出します。

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観光名所の「古い町並み」を走ります。

早朝から沿道の応援がたくさん。

昨日のお昼に立ち寄ったお蕎麦屋さんの方もいました。

で、30kmを過ぎてからいよいよ苦行が始まります。

登っては下り、下っては登る…とくに10km続く下りはキツイ。

なんたって下りは苦手。すっかり「ゴボウ抜かれ」です。

途中のエイドでは水分のほかに

地域の美味しいものをいただき次への力を蓄えます。

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飛騨牛もいただきましたよ。

「歩きクセ」はつけたくないので、きつい登りでも「走り」を入れます。

80kmを9時間半過ぎで通過。

制限時間14時間をふまえると何とかゴールはできそう。

とはいえ、90km手前には最後の峠越えがデン!と待ち構えてます。

この峠を越えるとゴールまで下り基調です。

よしっ! もう身体はどうなってもいいのでスパートしよう!

ここからはエイドにも立ち寄らず、一気の「駆けるクン」です。

最後の500mはものすっごく長く感じるは、登りはあるはで…辛い。

でも沿道の皆さんの「おかえりぃ~!」の声に背中を押され

ようやく帰ってきました。ただいまぁ~!!

そこには高山市の市長さんがお出迎え、市長とハグ。

こうして初めてのウルトラマラソンが完結しました。

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タイムは12時間16分2秒。

これはどうでもいいや…ゴールできたことが何より嬉しい。

そして、高山ってとってもいい町でした。

来年もまたこの大会に戻ってきたいね。

50歳ミッションはギリギリで完了、よしっ!

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